寸詰まり幼虫

ひとによっては閲覧注意。今日はイモムシの話です。


去年の今頃だったか、アオスジアゲハの幼虫を見つけて連れ帰ったものの寄生蝿にやられていて悲しい思いをしました。
アオスジアゲハは、神社や公園に植えてあるクスノキなどの葉を食べるため、街なかでもよく見かける蝶です。ですが、クスノキの枝はたいてい手の届かない高い位置にあるため、幼虫を観察する機会はあまりありませんでした。
この時はたまたまスーパー脇の植木に幼虫がついているのを見つけ、その木がタブノキのひこばえであることを知ったのでした。


あれから1年、前と同じタブノキの葉っぱにイモムシがくっついているのを発見。懲りずに飼うことにしました。寄生されていないことを祈るばかりです。

1㎝に満たない若齢幼虫…だったのが、2日で2cmに。びっくりする成長ぶりです。
クワコなどと比べると頭でっかち(正確には胸ですが)でカワイイ。しかも移動するとき前後に身体をゆらすため、踊っているようです。カワイイ。ただ、静止している時間が長く、食べている光景がなかなか見られません。カワイクナイ。

胸部に生えた謎のトゲは、終齢には消えます。さほど固いわけでもないし、なんのためにあるんだろう…。


撮影:いそはえとり

アオスジアゲハということで「あおたん」と名付けました。なお、アクセントは「伊勢丹」と同じ。