新作できました
ずいぶん前からレターセットを作りたいと思っているものの、なかなか良い紙が見つかりません。
見つからないのですが、面白いデザインを先に思いついてしまったので、とにかく作ってみることにしました。
いいかげん『博物学者のおみやげ展』にも新作を投入したいところですし…。
そんなわけで、平行四辺形封筒の完成です。
底辺16cm×高さ10cm。便箋は3枚入り(写真には2枚しかありませんが)。写真には写っていませんが、封緘用に水晶柄のシールもついています。
展示タイトルに「博物」と銘打っておきながら鉱石を扱っていないのが気がかりだったので、鉱物モチーフのはんこを作って捺しました。
封筒は金色エンボスの黄鉄鉱です。面をベタ塗りするとエンボスがキレイに出ないかと思い、潔く線画に。
便箋には結晶の模式図をあしらいました。前後・左右・上下の軸が同じ長さになる結晶(等軸晶系)のうち、完面像晶族とよばれるもののバリエーションを描いています。
ハトロン紙を少し厚くしたような、片面のみ光沢がある紙を使いました。
なるべく線の太さが均等になるように注意して彫ったら、なんだか普通に印刷したような仕上がりに…。
ちゃんと彫って手捺ししています。
やたら手間がかかるため、数が少ない上にレターセットにしては割高になってしまいましたが、本日、海福雑貨さんに納品してきました。
サンプルも置いてあるので、お手にとってご覧ください。
博物標本も、昆虫標本やちょっと変わったカシパンウニなどが新着しています。
残り約1週間ですが、よろしくお願いいたします。
バンクシア
昨年末に作っていたハンコも無事に完成し、ポストカードに仕立てて「博物学者のおみやげ展」で販売中です。
あれは何の模様だったかというと、バンクシアの実です。マニアック!
約8cm×4.5cmと大きめのハンコですが、モジャモジャをなるべく細密に、みっしり描き込みました。
【バンクシアの実】
オーストラリアに自生するヤマモガシ科の樹木の実。袋果と呼ばれる堅固な実の中に種子が入っている。
多くは山火事等の高温に遭うことで弾け、中の種子を地表に落とす。
オーストラリアの乾燥した地域では山火事がしばしば発生するため、バンクシアには高温にさらされることを前提とした繁殖戦略を持つものが多い。
バンクシアの名の由来になったジョゼフ・バンクスという人物は、18-19世紀を代表する博物学者です。キャプテン・クックらと共に新大陸オーストラリアへ旅立ったとき、まだ25歳だったというから驚き。膨大な財力と行動力で、自然科学を支えた存在です。
バンクシア属は80種ほどありますが、そのうちの何種類かが「博物学者のおみやげ展」にお目見えしています。よろしければぜひご覧ください。
コーナー上部からぶらーんと下がっております。
『博物学者のおみやげ展』
さて、今月半ばからは海福雑貨さんにて『博物学者のおみやげ展』を開催…とアナウンスしたばかりですが、
もう始まってます。
本来、1月の半ばまで『みんなの福袋展二〇一六』が開催される予定だったのですが、なんでも初売りの昨日は入場制限が夕方までかかるほどの盛況で、あっという間に特設コーナーの机が空いてしまったそうです。
「いやあ、1週間くらいは(福袋展が)保つと思ってたんですけどねー」とは海福雑貨店主の弁。
すべての福袋がなくなったわけではないので、福袋展と机を折半して、同時進行でわれわれの展示を行うことになりました。
展示といっても、お店中央のテーブルに商品を置かせていただくスタイルなので、基本的にすべて購入可能です。作家は常駐しませんが、ときどき納品に来たり様子を見に行こうと思っています。無職ですし!
火・水曜日は定休日なので、次の開店日は7日(木曜)です。
展示の様子は順次お伝えしようと思います。
鬼に笑われる
年内のイベントは無事に終了しましたが、来年早々、海福雑貨さんで行われる『みんなの福袋展二〇一六』に参加いたします。
先週、福袋を納品してきました。
…納品前に写真を撮るのを忘れました…。
ひよこまめ雑貨店が出品する福袋は3点です。
『生き物好きのための福袋』『マニアックな生物好きのための福袋』『生き物柄じゃない福袋』は共に2000円以上の品が入って1000円です。
中身は定番のブックカバーにkami-bag、コースターや消しゴムはんこも入っています。
さきほどプリントアウトしたパッケージの画像しかありませんが、ご覧ください。
さて、1月の海福雑貨さんではもうひとつイベントがあります。
われわれ『うみねこ博物堂×ひよこまめ雑貨店』の個展です。
個展? 二人展? コラボ展? まあそんな感じでやります。
タイトルは『博物学者のおみやげ展』。
新作は鋭意製作中です。毎回そればっかりですね。
開催前に詳細をお見せするのもどうかと思うので、シルエットだけお披露目します。
何の絵でしょうか? 正解は『博物学者のおみやげ展』で!
下絵が細かすぎて、年内に終わる気がしません。
『博物学者のおみやげ展』では、このハンコのモデルになった標本も展示販売する予定です。
戦利品
『オダサガ文化祭』および『いきもにあ』に来ていただいた皆様、ありがとうございました。
お客様の中にはこのブログを楽しみにしてくださるという方もいらっしゃり、その、…大変申し訳ありません。ちゃんと書きます。
イベントのレポートは『うみねこ博物堂』ブログに夫が書いていますので、ぶん投げちゃいます。
その『うみねこ博物堂』ブログの最近の記事に「ひよまめさんが買ったものは、彼女自身のブログで紹介すると思います」とあったので、今回は『いきもにあ』で買ったアクセサリーの自慢をしようと思います。
といっても、さほど買い物できませんでしたが。
ひとつは、「くらげ屋」さんのペンダント。
水滴の中をクラゲが泳ぐデザインです。硝子製。硝子やチェーンの色にバリエーションがあり、ブースの前でずいぶん悩んでしまいました。
もうひとつは「Molly Tippett」さんの指輪。
文鳥の脚をかたどっています。この手のモチーフはがっしりしたデザインとサイズが多くて私の指には合わないことが多いのですが、これは薬指にぴったり。
今にして思えば、もっと買い物に時間を割いてもよかった気もします。
でも、「作家と話せる」のが魅力のイベントで自分のブースを離れるのもどうかと思うし…、ということで、自分が複数欲しいというのが今回の感想でした。
いつか縦に分裂できるようになったら、思う存分買い物したいですね。