コクゾウムシ

『昆虫大学』のリポートと感想を書こうと思っていたのに、すっかりタイミングを逃してしまいました。

なので戦利品自慢をひとつだけ。
消しゴムはんこ作家の『だるま屋』さんによるコクゾウムシ手ぬぐいです。
手染めの手ぬぐいに消しゴムはんこをぺたぺた捺した素敵な品。彼女の作る昆虫はんこは愛と観察眼に溢れていて、なんというか、…同業者としては非常に悔しいです。
かっこいいなあ。


実は、ちょっと前からコクゾウムシを3匹飼っています。
名前は「オモチ」。個体の区別がつかないので、3匹まとめて「オモチ」です。
精米所で紛れこんだらしく、ごはんを炊こうとしたら出てきました。
昔はどこの家庭の米びつにもいたそうですが、最近は見ませんね。

飼育方法はおそろしく簡単。米と一緒に容器に入れておくだけです。勝手に食べて勝手に育って、勝手に殖えます。

いつの間にやら米粒の中で幼虫が育っていました。
背面からライトを照らすと、食い進んだ跡が見えます。肌色っぽく見えるのが幼虫。

上の写真を撮っていたら、居心地が悪かったのか幼虫が1匹出てきてしまいました。
ちゃんと育つのか不安ですが、別容器に米とともに入れておきました。

それにしても、全部が成虫になっちゃったらどうしよう。