アクアマリンふくしまWSレポート(1)
7月26・27日に、消しゴムはんこのワークショップを行いました。場所は福島県、企画展『むしの学校』を開催しているアクアマリンふくしまです。
ワークショップの前に、まずは館内を物見遊山下見したので、今日の記事は水族館の紹介です。
最初の展示は古生物。三葉虫の化石や模型、原始的な形質を残すサメの仲間などを見られます。
スポッテドガーという、中生代に繁栄した全骨類と現代繁栄している真骨類の中間の形質を持つ魚。
長いエスカレーターを上がると、樹木の植わったゾーンに。ここでは福島に生息する淡水魚や両生類が展示されています。
大水槽の水面近くにイワシの群れ。はぐれたのが1匹いました。
トドは昼寝中。
海獣コーナーを出た左手には、『むしの学校』の展示があります。ペーパークラフトの昆虫や、陶器のゾウムシなどなど、展示作品は今後も増える予定だそうです。
いまや絶滅危惧種のニホンウナギ。食文化の継承も大事ですが、まずはウナギに生き延びてもらわないと…。保全は間に合うのでしょうか。
正面顔が愛嬌あります。
スシ。
大水槽の前に寿司屋があり、キハダが泳ぐ姿を見ながら食べることができるという変わった趣向です。食べるのに夢中で、大水槽の魚を撮り忘れました。
アクアマリンふくしまのアイドル、ナメダンゴ。
…かわいいはずなのですが、私が撮ると変な目付きに。
あまりに人相が悪いので、パネルの写真も載せておきます。
ミュージアムショップやレストランに続くスロープには、写真家の永幡さんの昆虫写真が並んでいます。
(観賞されている方は全然知らないひとです。)
ショップと逆方向にある通路を抜けて「アクアマリンえっぐ」へ。
ここの看板娘であるユーラシアカワウソの3兄妹は昼寝中で見えませんでしたが、子供に人気の生物が随所に展示されています。
肝心の顔が見えないオオグソクムシ。
ウツボ。
おや、クジラの耳骨が!大きい!
「アクアマリンえっぐ」には釣り堀があり、自分で釣ったアジを唐揚げにして食べられるそうです。
釣り堀から屋外に出ると「蛇の目ビーチ」が広がります。海水浴を楽しむ親子連れがたくさんいました。本物の海にはまだ連れて行けないような幼い子も、ここでなら安全に遊べそうです。
続く「BIO BIOかっぱの里」はビオトープ(自然環境を再現した場所)。通路にオタマジャクシが描いてありました。
この日は暑くて虫は少なめ。うっかり地表に出てしまったケラを見送った程度でした。
テラスを通って屋内に戻ると、金魚の展示が出口まで続きます。アクアマリンふくしまは金魚の繁殖や品種の創出もしている、ユニークな水族館なのです。
また、アクアマリンではシーラカンスの調査・研究も行われています。
金魚ブースと通路を挟んだ反対側には、シーラカンスの標本なども展示されていました。
ほかにも国内で唯一累代飼育しているサンマや、バックヤードツアーなどの見所は多数あるのですが、うまく写真に撮れなかったので割愛します。すみません…。
さて、改めて3階、私がワークショップをする「南ガレリヤ」に戻ります。奥のガラス越しから、「蛇の目ビーチ」と太平洋が一望できます。
ここに机を並べて、消しゴムはんこ講座を1日3回行いました。
ワークショップの様子はまた次回にお送りします。