バレンタインを台無しにする企画

「鹿トリュフ」なるレシピを、なかしましほ『おやつですよ―くり返し作るわたしの定番レシピ集』に見つけました。
なんで「鹿」なのかと思ったら、
   「これって鹿の何かに似てるよね〜」(本文より抜粋)
という、非常に説得力のある理由でした。普通、思っても言えませんよね。


ちょうど鹿糞に縁のある生物のハンコを彫ったので、トリュフチョコと共に紹介いたしましょう。
ハンコを厚紙に捺してハサミで切り取り、チョコに刺しました。

トリュフにココアパウダーをまぶすと、ウンコ感が半減します。
パウダーをかける前はというと、…うん、作ってみるといいですよ。


ハンコのモデルになったオオセンチコガネはこういう昆虫。
体長1.4cm〜2.2cm、食糞性のコガネムシで、地域によって体色の変異が大きく、赤や緑・瑠璃色に光っています。文句なしに綺麗。ウンコ食いだけど。
名前の「センチ」は「雪隠(=トイレ)」の意味です。


ハンコは縦4.1cm。実は出来に満足できなかったので作り直しています。お尻近くの細い線の有無が改善点です。
この部分以外は、1個目の方がうまく彫れたのが気がかりというか何というか。


トリュフのお味については、いそはえとり氏から「ウンコとは思えない」とお褒めの言葉をいただきました。