ピーナッツ
ことの始めは一か月前、節分用のピーナッツ(今年は大豆ではなく落花生を撒いてみました)をポリポリしている最中でした。
「薄皮を煮出したら染めものができるんじゃなかろうか」
やってみましょう。
思ったより赤い煮汁ができました。ワイン色です。
調べてみたら、落花生の薄皮に含まれるレスベラトロールというポリフェノール(≒植物色素)は、赤ワインや赤ブドウの果皮にも含有されているそうです。豆とブドウに同じ色素があるなんて意外。
麻糸を染めることにしました。
写真上が元の糸の色、左下がミョウバン媒染、右下が鉄媒染。
鉄媒染はたいてい灰色に染まりますが、クヌギより若干紫っぽい色をしています。えもいわれぬおばちゃんカラー。
これ、媒染剤なしの方が綺麗な色なのでは…、と思ったので、鉄媒染後の煮汁で綿糸を染めてみました。
少々鉄分が混ざってますが、無媒染だとくすんだピンクになりました。
その糸で編んだタティングレースのドイリーがこちら。直径約9cm。
無媒染なのですぐに退色しちゃうかもしれませんが、そこそこ濃い色に染まったので満足です。