染めもの日和

降雪から1週間が経って雨も降ったというのに、いまだに街路には雪の塊が残っています。今日も寒いですね。

寒い日の手芸といえば、染めものです(断言)。
あらかじめ拾ってあったクヌギの殻斗(ドングリの帽子部分)で糸を染めました。


鍋に殻斗と水を入れて煮立て、焦茶色の液体ができたら濾して糸を煮ます。
ムラにならないようかきまぜつつ煮たら、媒染液(錆びた鉄を酢に浸したもの(鉄漿)を薄めた液)にどぼん。
数分たつと、糸が焦茶色からネズミ色に変わるので、ふたたび染液に浸して煮て、好みの濃さにします。


この橡染(つるばみぞめ)については以前の記事をご参照ください。全然詳しく書いてないけど。
材料の分量は毎回適当です。


生成り色の綿麻糸(写真上)が、灰色に染まりました。

写真左下の袋は、編んでから部分的に染液に浸してグラデーションにしました。ファスナーをつけてポーチにする予定です。
このポーチ(未完成)は、次回のオダサガ文化祭でお渡しする『来場者プレゼント』の試作品…のつもりでしたが、意外とうまくいったので、試作ではなくプレゼント本体になるかもしれません。ファスナー付けを失敗しなければの話ですが。