もはや意地

マテバシイ粉が失敗だったので、今度は生の実を製粉してみました。
水にさらしてアク抜きをするのは前回と同じ。沈殿物がデンプンとその他の成分に分かれるので、別々に乾燥させた後、ふるいにかける時に合わせました。デンプンの方が粒子が細かいからか、早く乾きます。

写真左は前回の茹でドングリ粉末、右が生ドングリ粉末です。
色がだいぶ違いますね。

   


で、生ドングリの方で蒸しケーキを作りました。
さすがにドングリ粉だけだと膨らまないのではと危惧し、薄力粉と混ぜてます。
今回はあの独特の臭いはほとんどありませんでした。お味も良いです。
ヨーグルト配合で、ふんわりというよりはしっとり系です。酸味が気になる方は、牛乳で代用しても可。

   

☆材料(直径6.5cm(9号)のカップ約6個分)
ドングリ粉……70g
薄力粉……50g
卵……L1個
砂糖……50g(甘さ控えめ。好みで60gにしても)
ヨーグルト……大さじ5
溶かしバターまたは食用油……10g


☆作り方
①卵をほぐし、砂糖を合わせて混ぜる
②ヨーグルト、油を合わせ、その都度よく混ぜる
③粉類をふるい入れ、練らないように混ぜる
カップに7分目を目安に生地を入れる
⑤フライパンに1㎝ほど湯を張り、④を並べてフタをする
 中火で15分ほど蒸す



おまけ。
同じレシピで、スダジイでも作りました。
スダジイはアク抜き不要なので、適当に刻んでミルサーで粉砕すればOK。
アクがない=タンニンをほとんど含まないので、ケーキの色もマテバシイより薄いです。
おいしいし、失敗がないのでスダジイはおすすめ。ひと粒が小さいのが難点ですけどね。豊作の年になったらお試しください。