カーディガンを染める

10月に入り、すっかり涼しくなりました。染めもの日和です。
なにしろ煮炊きをしても暑くないですから。


汚れがシミになってしまった、ベージュ色のカーディガンを染めることにしました。
ウールは染まりやすい一方、熱で縮みやすいので、ぐつぐつ煮ない方がよさそうです。
そこで、染液をバケツに入れて、その中にカーディガンを投入することに。


なお、今回は(今回も?)材料の分量を一切量っておりません。
色が薄かったら染め直せばいいし、濃くなりそうなら染め時間を減らせばOK!
深く考えずにやってます。


まず、媒染液づくり。
テキトーな量のミョウバン(小さじ1くらい?)をコップ一杯の熱湯で溶かします。水だと溶けにくいので注意。
次にカーディガンが浸るくらいの水をバケツに汲み、さきほどのミョウバン水を入れれば完成です。


次に、カーディガンを水に漬けておきます。乾いたまま染液に入れると、繊維の隙間に空気が入ってしまい、かえって染まりにくいらしいです。


さて、お次はいよいよ染液作り。
お湯を沸かし、夏の間にストックしていたタマネギの皮をひとつかみ入れます。

かつおだしをとるみたい…。

しばらく煮ると、お湯が濃いめの紅茶色になりました。


バケツに濾します。たちこめる湯気とオニオン臭。

ダシがらは鍋に戻し、再度煮たてて二番ダシ(?)をとります。
一番ダシと合わせて、カーディガンが十分浸る量になれば完了。
カーディガンの水気をよく絞って、染液に入れます。


あとはムラにならないよう菜箸でかき混ぜつつ、冷めるまで様子見 → 染まったら媒染液のバケツへ → かき混ぜつつ、色が変わるまで様子見 → 温めなおした染液に再投入 → かき混ぜ以下略。


写真だとイマイチ色がはっきりしませんが、いい感じに染まってきました。
ボタンをつけたまま染めちゃいましたが、外した方がいいのかも。
ま、気にしない気にしない。

   

このへんでいいかなー、と思ったら引きあげ、水洗いします。
ゴシゴシやると縮んでしまうので気をつけ…
「めんどくさい! 洗濯機でいいや」
乾かして完成です。


   

染める前のとほぼ同色のカーディガンが上、今回染めたのが下です。
きれいなマスタードイエローに仕上がりました。
ちょいとムラになってるけど、着てしまえばさほど気になりません。
たぶん、もう一回染め直せば均一に染まると思います。


さて、比較用に置いたカーディガンにも汚れが点々とシミになっています。10年くらい着たことだし、本当は処分しようかと思っていましたが、こちらも染めることに。
その結果はまた今度。写真を撮ってないんで…。