伏線
さて問題です。この器具は何でしょう?
周囲に転がっているボール状のものは直径約2.5cmです。
答えは「マカダミアナッツ割り機」。構造は万力と同じです。
チョコボールの親玉みたいなのが、ローストしたマカダミアの実です。これを割機の中央に置き、上部のレバーを回してネジを下げ、殻を押しつぶします。
「ミシミシミシ……バキッ」と、異様な音をたてて割れたのがこちら。うまくいくと殻だけきれいに割れますが、たまに失敗して、中身のナッツまで砕けてしまうことも。あと、布巾か何かに包んで割らないと、爆発四散することがあり、楽しいけど危険。
殻の厚みは3mmほどもあります。世界一固いんだそうで、ペンチでも金づちでも割れません。アボリジニの人たちはどうやって割ってたんだろう…。
さて、このマカダミアナッツ割り機ですが、今年は別のものも割らされました。
ドングリです。
おお、ペンチより割るのが楽。
ドングリの殻を割るには、フライパンで炒るとか茹でるとかの方法もありますが、今回は非加熱で処理する必要があります。
なぜなら、ドングリからデンプンをとろうと企んでいるから!