ぐだぐだ木皿づくり講座:彫刻編

(※この「木皿づくり講座」は9月29日からの連載です)


木の皿を作るときのおおざっぱな手順は
①内側を彫る→②外側(裏面)を彫る→③やすりをかける→④磨く
となります。
今日は①と②ですよー。



削る部分を鉛筆で下書きし、彫刻刀でがしがし彫ります。
まずは内側から。
先に外側を彫ると、ひっくり返したときにグラグラして彫りにくいです。
ひよまめさん、ちゃんと滑り止めマットを敷きましょうね。



内側は逆目(木の繊維と直角方向)に彫るのが基本。繊維に沿って彫ると、パキパキッと余計な部分まで裂けてしまうことがあります。
とはいっても、丸い皿なんだから放射線状に彫らざるをえませんが。
はい、1時間弱で内側完成。
このあと、縁の部分を少し削ってなめらかにしました。



裏返して、側面を彫ります。
彫刻刀の軸にタオルをあて、肩や胸に押しつけて、上半身で押すようにして彫ると手が疲れません。
タオルなしでやったら、肩が内出血しててびっくりです。早く気付け。



気に入った形になったら彫り終了! 合計で2時間半くらいです。
あちこち撫でまわして、左右対称か、厚みは均等か確かめます。



側面はこんな感じ。うーん、左右対称じゃない…?
多少なら、そして柔らかい木材ならば、やすりがけで調節できます。
その点、ホオ材は初心者向けのいい素材。


   


明日は仕上げです。つるつるにしますよ。