時計を飾る(一般的でない意味で)

秒針がカチカチ言わない掛け時計が欲しいのですが、なかなかこれといったデザインのが見つかりません。さすがに機械を手作りするわけには…いや、文字盤を書き直せばいいのか。そんなわけで、今日の記事は「時計改造講座」です。



本日の犠牲者は、300円均一ショップで購入した時計(写真)。このほかに用意するものは、盤面に貼るボール紙と装飾用のスパンコールやマスキングテープなど、それにハサミと木工用ボンドです。お好みでリボンやレースもどうぞ。


まず、時計の外枠とガラス板をはずします。たいていの時計は裏側にネジでとめてあるのですが、この時計ははめ込み式だったので、力任せに引きはがしました。うっかりガラス板を落とさないように注意しましょう。ガラスが外枠に固定してあるとは限りません。


次に、時計の針をはずします。曲げないように気をつけて。続いて文字盤もはがします。この時計の文字盤は、厚紙に印刷したものをボンドで貼ってあるだけでした。別に無理してはがさなくても、上から新しい文字盤を貼ってしまえば良いのですが。



新しい文字盤にはボール紙を使用。今回は灰色の面をそのまま利用しました。もちろん色画用紙でもいいし、布を貼ってもかまいません。
文字盤をはがした場合はそれを型紙にして、もしくは直径を定規で測って円を描きます。中心の穴はカッターでくりぬいて。少しいびつになっても、針で隠れてしまうので問題ありません。



数字のかわりに、猫の形のスパンコールを貼ることにしました。猫12匹はさすがに鬱陶しかったので、黒い紙をサカナの形に切って、猫と交互に並べます。いやあ、部屋を散らかしまくってますね。
猫スパンコールは、夫が会社の研修でアメリカに行ったときのお土産です。ようやく日の目をみました。


写真では、ボール紙を時計に貼ってから文字盤に飾りをつけていますが、先に文字盤を完成させてから時計に貼ってもOKです。どちらにせよ、上下を間違えないよう要注意。


ペンで数字や絵を描いたり、レースなどでコラージュしても可愛いと思います。好きな素材を好きなように配置してください。ただし、厚みのあるボタンなどは、時計の針に引っかからないか確認しないと、あとで悲劇がおこります。


盤面ができあがったら、もとどおりに針をはめこみ、ガラス板と外枠をつけて完成。
   
外枠と、盤面内側の側面にはマスキングテープで模様をつけました。曲面にしわが寄ってしまったものの、壁の高い位置に掛けるので、それほどは目立たないはずです。


説明が長ったらしくなってしまいましたが、盤面を変えるだけなので簡単です。あらかじめ何種類も文字盤を作って、気分で模様替えしてもいいかも。小学生でもできるので、夏休みの宿題に困ったら挑戦してください。