波打ち際にて

十数メートル先を歩いていた夫が、満面の笑みを浮かべて振り向きました。なにか良い品を見つけたようです。満面の笑みすぎて気色悪…いえ、なんでもありません。


   


夫が手にしていたのは、高さ6cmの薬びん。この形のものはいくつか持っているけれど、青い色をした壜は初めて見ました! これはすごい。
厚みにムラがある上に気泡が入っていて、非常にレトロな風情です。
もしかしたら、透明なガラスが不足していた戦時下のものでしょうか? うっすらと銀化していて、角度によって虹色の光が見えます。


この日拾った薬びんの数々。奥の3本には目盛りがエンボスされています。手前の2本は比較的最近作られたもののようです。