『きのこにあ』に参加します

今週末、大阪で行われるイベント『きのこにあ』に、商品を出品することになりました。

『きのこにあ』は、今冬に開催予定の『いきもにあ』(2013年に『なまけっと』の名前で開催されたものと同イベントです)のプレイベントで、きのこモチーフ雑貨の販売や、研究者による講演会などを行うそうです。
ただの物販イベントではなく、科学的な視点から対象について学べる、非常に面白い企画です。


以下は、お誘いをいただいた時の会話。
ひよまめ「きのこイベントなら、こんなとかいかがでしょう」
運営「いえ、以前作ってらっしゃった変形菌アクセサリーを出してほしいんです」
ひ「き、きのこじゃないけどいいんですか!?」
そんなわけで、変形菌モチーフで参加いたします。


まずは変形菌についておおざっぱなご説明を。
変形菌とは、キノコのような子実体(胞子のつまった器官)をつくる単細胞生物です。
昔は菌類と考えられていましたが、現在は多細胞生物である菌類よりもアメーバに近い仲間として扱われています。
子実体のサイズはたいてい数mmで、意識しないと見過ごしがちです。

なお、変形菌は「粘菌」とも呼ばれています。『風の谷のナウシカ』(コミック版)にも登場しますし、こちらの方がメジャーな呼称かもしれません。
ただ、広義の粘菌は、別グループである「細胞性粘菌」や「原生粘菌」を指すこともあってややこしいため、当ブログでは「変形菌」で統一しようと思います。

写真をお見せできればよかったのですが、残念ながら1枚も持っていないので、申し訳ありませんが画像検索してください!


それでは出品作品のご紹介です。

変形菌界のアイドル(と本に書いてあった)ジクホコリと、タマゴルリホコリ。


こちらのネックレスは、レジンを流す型を革で作りました。写真のダテコムラサキホコリのほか、クモノスホコリもあります。


こちらは王冠を型に使ったブローチ。ルリホコリは針葉樹の腐木に生えるそうなので、木端にのせてみました。


消しゴムはんこを使ったコースターもご用意。
変形菌は5つのグループ(目)からできているので、そこからひとつずつ選んでみました。
上段左からチョウチンホコリ・コムラサキホコリ・クビナガホコリ、
下段左からクモノスホコリ・ハナハチノスケホコリ。



『きのこにあ』は3月20日(菌曜日)〜22日(日曜日)の12:00〜18:00(最終日は17:00)、通天閣そばの「ギャラリーカフェ *Kirin*」にて開催です。