オモチ続報

ペットのコクゾウムシ「オモチ」の話の続きです。

コクゾウムシは米粒に産卵されるわけですが、自然の状態と違って籾がないため、幼虫時にうっかり米粒を食い破って出てきてしまうことがあります。
周囲に米があればそれを食べて育ちますが、裸のまま蛹になると乾燥して死んでしまうようです。
出てきてしまった幼虫が全滅するかといえばそうとも限らず、ほかの米粒にうまく潜りこむ幼虫もいて、たくましい生命力に感心させられます。

思えば本来の生態(おそらく稲籾に産卵し、幼虫は落ち穂の中で成長するのでしょう)とはかけ離れた生活をしているわけで、「白米」という環境は彼らにとって厳しいものなのかもしれません。


そうこうしているうちに、1匹目が羽化しました。
米粒の中から、こちらの様子をうかがっています。


数時間後に見たら、粒から出てきていました。
弟妹も続々羽化してくるはずなので、どうしたものか悩み中です。個別飼育しないと殖えてしまう…。