あのときの特典

皆様は、もうこちらをご覧になられたでしょうか。

メレンゲが腐るほど恋したい―ヤバい虫博士を集めたセッション「むしむし生放送」のこと、そして時代は12/21(土)「きのこ会議」へ

4月に行われた『むしむし生放送』では、講演者の旅費をクラウドファンディング(寄附)で賄うという、わりと画期的な試みが行われました。
寄附してくださった方には、額に応じてサイン入りノートや出演者からの「お土産」(ノベルティ)が貰える仕組みです。


「バッタ博士の分のノベルティを作ってくれませんか」と声をかけていただいたのは、『むしむし生放送』のひと月ほど前のこと。
やりますやります、と即答しました。

ノベルティの候補にあがったのは、ブックカバー・蔵書票・栞。
…全部作ることにしました。


ひよまめ「ブックカバーは紙製と布製、どっちにします?」
バッタ博士「思わず触ってしまうような質感がいいです。どうか今夜は旦那様のおかずを一品増やしてください」
ひよまめ「(変態回答きた…!)」

布にしました。
表布はバッタ色のグラデーション、裏は砂漠のような色の粗い綿生地。実はリバーシブルで使えるように縫ってます。
表の柄はもちろん、ハカセのアイコンにもなっているバッタ正面顔です。


次は栞。
黒い厚紙に銀色のバッタをエンボス。たまたま干し草のような質感のリボンを見つけたので、てっぺんに付けました。


ひよまめ「蔵書票なんですけど、ハカセの自筆で『蔵書票』とか『EXLIBRIS』って入れたいんで、書いてください」
バッタ博士「いやでも俺達筆じゃないし…」
ひよまめ「書いてください」

だって、私が書いたら「バッタ博士のお土産」じゃなくて「ひよこまめ雑貨店のお土産」になってしまいます。
無理強いして『えくすりぶりす』の文字をいただきました。

デザインはアレ(これのことです)で即決でした。

なお、蔵書票(10枚入り)はタトウに入れました。
タトウとは、採集した虫を仮保管する紙包みのこと。tatooではなく『畳紙(「たたみがみ」と書いて「たとうがみ」と読む)』です。着物を包むのにも使います。
昆虫採集をする人にしかわからないコダワリでした。


改めて見ると、相当気合い入れて作ってますね。
以上のお土産は、3万円を寄附してくださった10名の方(とハカセとメレ子さん)の元へ旅立ちました。
「なんか変なのもらった」と喜んでいただけたなら幸いです。