痛い話

血球除去療法のために週2回のペースで通院しているわけですが、設備や機器を見るたびに、「最近の医療はすごいなあ」と思うことしきりです。

例えば、注射針。ここの病院で使う針はよく見ると二重構造になっていて、針を抜いたあとカテーテルが腕に残ります。金属針とは違って自由に曲がるので、点滴中にうっかり腕を動かしても、針先が血管の外側に刺さることはありません。
留置針というらしいです。
これが子どもの頃にあったなら、点滴や採血が楽だったのに! 記憶では、針がずれないように、腕をがんじがらめに固定されてた気がします。注射よりも、固定してたテープをはがす方が痛かった覚えが。


1回目の治療後、こんなものを処方してくれました。
3cm×5cmの透明なシール。正体は局所麻酔剤です。

注射をする2時間ほど前にこのシールを貼っておくと、針を刺すときの痛みがかなり和らぎます。
個人差があるそうですが、少なくとも私には効きました。治療に使う針は刺繍針くらいの太さがあるため、さすがに無痛とはいかないものの、ちくっとする程度で済みます。
これも子どもの頃に欲しかった…。


2012年7月1日追記:ナースさんたちの会話を盗み聞きしたところによると、留置針の太さは17G(脱血用)と20G(返血用)を使用してるらしいです。「G」は「ゲージ」という単位。
さっき調べてみたら、17Gはカテーテル外径が1.5mm、20Gは1.1mmだそうで、意外と太いですね。