懐古趣味

4日のビーチコーミングで、もっとも「惜しい!」収穫が下の小壜。かつて駄菓子屋で売られていたラムネ壜ですが、残念なことに底が欠けています。底の直径2.5cm、高さ8.3cm。一口サイズです。
左の破片はおそらくニッキ水。ひょうたん型をしていたはずです。
   
飲み口の部分がギザギザになっています。『硝子壜の残像』展のパンフレットによると、「シアーカット」という成形方法だそうで、子どもが口を怪我することもあったとか。当時の製壜技術が伺えます。
コカ・コーラバヤリースに押されたのか、ニッキ水やミカン水のような飲料は戦後まもなく姿を消してしまったようです。
すっかり年齢詐称キャラが定着した夫などは「懐かしいなあ」などとうそぶいていました。ちょっと待て、その壜は親の世代ですら知らないかもしれないぞ…!