宝の山

職場の同僚と『皇室の名宝』展に行ってきました。

比較的空いているという2時以降に美術館へ向かったのですが、ものすごい混雑ぶりでした。人混みで展示が見えない! 閉館ぎりぎりまで粘って、なんとか全部観てきました。


本展も面白かったのですが、特別展関連展示の『正倉院宝物の摸造制作活動』も興味深かったです。
宝物を修復する際、絹織物には「小石丸」という日本純粋種の蚕を使うそうです。普通の蚕より細くて生産量が低いのですが、宝物を復元・修復するには一番適しているとのこと。
この小石丸、飼育されている場所はなんと皇居です。歴代の皇后が御養蚕所という施設で飼育しています。美智子さまが飼育した蚕の織物も、今回展示されている『春日権現験記絵』の表紙に使用されていました。