階段の街


中学生のころよく作った90度のポップアップを再現してみました。紙はカラーケント(180kg)、幅17cm×奥行き9㎝×高さ10cm。
美術の教科書に載っていた茶谷正洋『白い舞台』というポップアップ作品に触発されて真似したのが始まりです。糊を使わず、切り込みを入れて折るだけで、こんなに複雑な形が作れるのかと驚嘆したおぼえがあります。


形は複雑ですが、基本は直方体の集まりなので、「(組み立てたとき)向かい合う辺の長さが同じ」ことを念頭に置いてさえいれば、パズル感覚で設計図が書けます。基礎的な作図を下に示したので、参考にしてください。
どちらかといえば、設計より折る作業のほうが大変。余計な部分まで折らないよう注意して、折り線を一つずつ少しずつ、丁寧に折っていきます。今までの経験で、最もつくりやすい紙は「ストッキングの台紙」なんですが、なんて銘柄なんでしょうね…。