キントト

夏が近づくたびに「今年こそは彫ろう!」と思い、そして毎年挫折するはんこモチーフがあります。

それは金魚。

金魚の世界は奥が深すぎて、調べれば調べるほど、どんな金魚が「いい形」か分からなくなってしまうのです。成魚と幼魚で模様や体型が異なることも多く、どんな柄のどんな体型の金魚を描いたらいいのか、素人にはさっぱり。でも商品にするなら金魚好きにこそ見てほしいし…。


悩みつつ1匹彫りました。

更紗の琉金です。約2.5cm×4cm。尻側から見たアングルのせいもありますが、ちょっと胴が太めでしょうか…?
油性インクでも刷っていたら、はんこが赤く染まってしまいました。


このハンコをプラ板に捺して加熱処理し、レジンに封入したのがこちら。

直径2cm。ポリスチレン(プラ板)とアクリレート樹脂(レジン)では屈折率が違うため、どうしても境界が目立ってしまいますが、裏面をやすりがけしたり表面に蓮に見立てた紙片を封入することで、多少はましになった気がします。
アクセサリーに加工したいけれど、どこにどんな金具をつけようか、またも悩み中。


上見(金魚を上から見た構図)で揃えようと思うので、次は土佐金かランチュウを彫りたいです。


2014年6月24日追記:レジン封入した金魚はブローチになりました。
はやりの勲章風です。