反転イーネオヤ
前から気になっていた本を買いました。
「イーネオヤ」という、トルコのレース編みを紹介した本です。「イーネ」が「縫い針」を、「オヤ」が「(スカーフ等の)ふち飾り」を指すそうで、その名の通り縫い針で編みます。
編むというよりは、裁縫でいう「玉結び」を繰り返して糸を結ぶ感じです。刺繍に近いかもしれません。
- 作者: 七海光
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 2012/09/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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いざ作ろうとしたら全然うまく編めなくて焦りました。数日にわたって試行錯誤したあと、縫い針を左手に持ち換えたらあっさり成功しましたが。
普段、筆記具や箸は右手で扱うのですが、もともと左利きで生まれたらしく、たまにこういう事があります。
本にあったモチーフを編んでみました。左手で編むため、テキストにある編み図とは左右が反転しています。「初心者は太め絹穴糸で練習を」と書いてありましたが、それでもまだ細いと感じたので、まずは20番レース糸と綴じ針を使用。
「アーモンドの花」は伝統的な柄なのでしょうが、つぼみの断面という意匠が斬新です。ありあわせの糸を使ったので、桜の塩漬けみたいな色になりました。
ピンクの糸はちょうど1年前にラッカセイの薄皮で染めたもの。
多少慣れたので、次は40番糸で「アザミの花」を。…なんだかイチゴのようです。
せっかくなので(?)即興でイチゴを編んでみました。
イーネオヤは花のモチーフが普通のようですが、これはこれでアリですね。
このイーネオヤ、何故かどうしても右手で編めないので、行き詰っても誰かに教わることができません。かぎ針やタティングレースは右向きで出来るのに…。
どこまで上達するか判りませんが、独学で頑張りたいと思います。