年を歴た鰐の話
治療でストロネマ注腸剤という薬を使っています。「内服薬じゃないから副作用はほとんどないですよ」というのが医師の説明でしたが、ステロイド剤なのでそれなりに影響はあるようです。
血色が良くなって健康に見えるとか、ムーンフェイス(顔に脂肪が沈着する副作用)のおかげで、やつれた頬がふっくらしたとか、猫アレルギーが治まったとか。
いいことだらけじゃないですか…!
おなかの調子も落ち着いてきたので、今日はおでかけ。夫と下北沢&西荻窪をぶらぶらしてきました。
幸か不幸か、思考が年末から『ものづくりモード」に入っているので、雑貨屋めぐりをしていてもつい「これはどうやったら自作できるだろう」と考えてしまいます。おかげで散財せずにすみました。
…といいつつ買った古本。カバーに「幻の名訳、遂に復刻」とあります。昭和22年に出版されたのを復刻したそうで、旧仮名づかいがいい味を出しています。
- 作者: レオポール・ショヴォ,山本夏彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/09/12
- メディア: 単行本
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この作者の童話は、道徳ぶったところがなくて大好きです。うちに『子どもを食べる大きな木の話 他4篇(ショヴォー氏とルノー君のお話集 2)』があり、「大きなカタツムリの話」がお気に入りでした。
挿絵も作者によるペン画で、これがまた独特のセンスで格好いいです。
エドワード・ゴーリーあたりが好きな人にとってはツボな本かと思います。彼ほどひねくれているわけではありませんが、そのシュールさとナンセンスに脱帽です。