空き地でビン拾い

いそはえとり「通勤途中のハケ地鎮祭やってたよ…」


数日前、夫がそんなことを言ってたので、様子を見に行ってきました。
「通勤途中のハケ」とは、国道沿いにある住宅跡らしき空き地で、初めてディギングをした因縁思い出の場所でもあります。
前回のディギングでは、毛染め『君が代』やクリーム瓶など昭和30〜50年くらいのものが出土していました。


敷地の縁にあったお墓は残されたものの、植木のたぐいは引っこ抜かれて、更地になっているとのこと。
地面が掘り返されたなら、見落としたビンが落ちているかもしれませんし、拾い物をする最後のチャンスでもあります。


…たいして期待してなかったんですけどね。それでも6本のビンを収穫してきました。
このほかに柳屋のクリームびんやコーシン牛乳(このへんが本拠地のローカル乳業)のビンなどがありましたが、置いてきました。



   


手前の透明ビンは、下のほうに「R.T.OIL CO」とあります。機械油か整髪料か、どっちでしょうね。ちょびっと銀化してました。高さ10cm。


瑠璃色のビンは底に資生堂花椿マークがあります。プラスチックの中栓もついてたので、間違いなく現代モノですが、きれいだったのでお持ち帰りです。高さ12cm。



   


香水瓶でしょうか、表面に「Lucky」の文字、側面下部に「PAT 135827」と品番があります。
裏面と肩の部分は、メロンの皮みたいな変なエンボス模様。高さ9cm。



   


似た形のビン3種類。
右の茶色いビンに指を突っ込んでみたら、気泡によるでっぱりが出来ていました。無銘です。高さ6.6cm。



左の青いビンは、底にメーカーのエンボスがあります。
四角の中央に「本」の文字。菱本? 角本? 
ショベルカーが当たったのか、側面にスリ傷があります。不運でしたね。高さ8cm。



真ん中のは無銘ですが、淡い水色に気泡だらけで風情があります。
コルク栓がはまっていましたが、朽ちていたので洗うときに破壊しました。高さ6cm。
ここのハケの収穫物で、もっとも年代が古そうな感じです。
ああ、もっと本気出して探してみればよかったかな…。




そんなわけで、ここ「通勤途中のハケ」は永久封印となりました。
今日は日曜だから工事してなかったけど、地鎮祭も終わってるなら、あっという間に家が建ってしまうことでしょう。
ハケよ、さらば。貰ったビンは大切に飾っておきます。