『昆虫大学2014 in横浜』のおしらせ

若干いまさらですが、おしらせです。
11月2日・3日に行われる『昆虫大学2014in横浜』に出展いたします。
昆虫大学の詳細は公式サイトをご覧ください。


今回の校章モチーフは「ウラジロカンコノキの花(左:雌花、右:雄花)」と「ハナホソガの一種」です。

ハナホソガの幼虫はウラジロカンコノキの種子を食べて育ちますが、実が膨らみはじめてから2〜3週間で熟してしまうため、親はウラジロカンコノキが花のうちに産卵する必要があります。

しかし、雌花に産卵しても受粉しなければ実がならず、卵が無事に育つとは限りません。そこで、ハナホソガは産卵前に雄花を訪れて花粉をかき集め、産卵する雌花に受粉をするという、変わった習性を持っています。

ウラジロカンコノキは通常6個の種をつけますが、幼虫が食べる種子は2〜3個のため、半数は結実して子孫を残せます。

ウラジロカンコノキにとっては、他の虫に花粉を持っていかれると受粉効率が下がる(その虫が次にウラジロカンコノキを訪花するとは限らない)ため、蜜のたぐいは出しません。一方ハナホソガも、別種の木には浮気しないそうで、綿密な共生関係が成り立っています。

この話については、2日【夜の部】にて岡本さんの講演がありますのでお楽しみに(チケットは売り切れで、現在キャンセル待ちだそうです)。


私の新作と製作状況は、少しずつお披露目していこうと思います。…また品切れ地獄にならないように、頑張って作ります。間に合うかなこれ…